Navigator LesPaul style
義兄、シゲくんに譲ってもらったギターで、製造年や正確な仕様は不明ながら、2桁のシリアルナンバーから判断すると比較的初期のものと思われる。
※後日、ヘッド裏のナンバーがシリアル(連番)でないことが判明。謎が増えた。
また、ヘッドに堂々と「Les Paul」と入れちゃっている大胆さからも、国産ギター製造が活気に満ち溢れていた当時の業界の自由奔放さが覗える。というかまずいんじゃないの?
ヘッドのトラスロッド・カバーにある人物の名が入れられているので、おそらくその人がオーダーしたものなのではないかと思われる。重量がけっこうあるのが難点だが、すばらしいのはこのピックアップ。メーカーは不明。パワーがあって、安定感がある。歪ませることを前提として誤魔化していない、クリーンな力強さのようなものを感じさせる音。
ペグにはもともとグローバーが付いていたのですが、ES-175から外したいにしえのクルーソン・デラックス(のうちの5つ)に付け替えた。特に意味はない。おもしろいかな、と思って。このギターも、フレットを打ち直したら良くなるだろうな。財力がなあ・・・。
ネックの太さや角度はやはり50年代後半の本家ギブソンのレスポールに合わせてあるようだ。指板やボディトップを見ても、素材は良いように思う。バリバリのトラ目もいいけど、こういう落ち着いた木目もジャズギターとしてみるとなかなか悪くない気がする。
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