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Tokyo Concours d'Elegance 2009 Part.1
4月11日、六本木ヒルズで開催された「東京コンクール・デレガンス2009」に行ってきました。

コンクール・デレガンス(コンコース・デレガンス)は、クラシックカーの美しさ、コンディションの良し悪しだけでなく、希少価値や持ち主の品位など、そのクルマにまつわるあらゆる条件を加味して競われる、由緒正しいクラシックカーの品評会です。

今回六本木で開催されたイベントには、クラシックカーだけでなく、つい1年前に予約を開始して即完売となったAlfa Romeo C8Spyderの最新モデルや、発表されて間もないFerrari SP1など、新しいクルマがクラシックカーの優雅さとはまた別の新鮮な空気を醸していました。

うきうき、ふらふらとクルマに見とれる僕を余所に、冷静に一台ずつ撮影してくれた妻の写真を、何回かに分けて掲載していくことにしました。

東京コンコース・デレガンス・オフィシャル WEB
Ferrari 250GTO('63)photo by NOVAK
横浜からはるばる東京にやってきた僕らは、六本木ヒルズと言ったらやっぱり上から窓の外を見下ろしたいという願望に逆らえずふらふらと窓辺へ。どうやらその際、イベント会場の入り口を通り過ぎていたらしく、最初に着いたのは会場出口付近にある、おまけ展示スペースでした。
おまけと言っても、充分豪華で、とてもコンディションの良いフェラーリの主力モデルを間近にみることができて感激!とにかくこの250GTO('63)や、288GTOを近くで見るのが夢でした。さっそく夢実現。
ENZO Ferrari('04)photo by NOVAK
Ferrari 288GTO('84)photo by NOVAK
奥山 清行氏デザインのENZO Ferrari('04)とLeonardo Fioravanti氏デザインの288GTO('84)。どちらも僕にとってのベスト・オブ・フェラーリ。特にENZOの今回の展示車は試作車タイプ、ということで感慨もひとしお。
フェラーリの素晴らしさのひとつに、“常に型破りであること”があると思うのですが、ENZOもまた、そういう「フェラーリらしくしない」というフェラーリらしさを持ったモデルだと言えるのではないでしょうか(何のことやら?)。
このテールランプの形状とか、ノーズのインテークの形なんて、未だにフラッグシップモデルで採用されてるし、すでにクラシックカーの威厳を感じます。
また、個人的に好きな308GTBを更に強化させたような288GTOの雰囲気も素晴らしいと思います。ポパイが飲むへんな飲み物(ほうれん草ドリンク?)を飲んだ308みたいなゴツゴツしたいかめしさがいい。
Ferrari Emblem - Cavallino Rampante photo by NOVAK
そして、今回ジロジロ見ていて初めて気づいたのですが、同じように見えるノーズの馬のエンブレム(Cavallino Rampante:跳ね馬)が、実はよく見ると微妙に変化していました!左が1963年の馬、右が1984年の馬です。84年のほうが立体的になっているのがお分かりいただけるでしょうか?なんて普通の人にはどうでもいいことですよね。。。
Ferrari SP1 photo by NOVAK
で、これがSP1。かっこいいと思います。確かに。見るからに速そうだし。
でもなぜか前述の3台の前にあると威厳が感じられないように思うのは僕だけでしょうか?
まあ、照明の問題かも知れませんが。
Tokyo Tower photo by NOVAK
こちらが窓から外を見下ろした景色です。幸い当日はとても空気が澄んでいて、遠く台場の海や新宿の方までよく見えました。そして、この日の帰り際には衝撃の光景が!!
Bentley MkⅥ D.H.C. ('49 by Abbott)photo by NOVAK
ぐるっと回って、ようやくメイン展示の入り口に辿り着きました。こちらはイニシエのBentley MkⅥ D.H.C. ('49 by Abbott)。ラ、ライトがでかい!!というのが最初の感想ですが、フロントグリル下とバンパーとの間の処理や、ウィンカーがフェンダーに沿って流れるように付いている様が、ああ、正にデザインされている、という印象でした。今のベントレーはなんなんだろう?あれは弁当箱にしか見えない。。。
Ferrari 166 Inter Coupe('50 by Vignale)photo by NOVAK
Ferrari 166 Inter Coupe('50 by Vignale)。現役でレースに参加している1台のようです。この時代のフェラーリは優雅ですね。強いんだけどいつもニコニコしている、みたいな感じがいい。グリルが気取らず、ただの格子になっていたり、ボンネットフードの手前に控えめだけどバルジが付いていたりするのが、レーシングカーとしての実質剛健主義的なものを漂わせていて本当にかっこいいと思います。後姿もいいんですよ。丸くて。
Ferrari 166 Inter Coupe('50 by Vignale)photo by NOVAK
今回、審査員にエル・ジャポンの森 明子氏が迎えられていたためか、服飾ブランドからの展示もあり、クルマの展示の間に、ところどころ写真のようなマネキンが設置されていて正直違和感を感じました。ごめんなさい。
Abarth 207A Barchetta('55 by Boano)photo by NOVAK
こちらは、Abarth 207A Barchetta('55 by Boano)。バルケッタとはイタリア語で小舟の意味。FIAT社のオープン2シーターに付けられる名称ですが、このクルマはアバルト、FIATをベースにカスタムカーを製造しているブランドなので、この名が付けられているのも納得です。ですが、どうやら車体ベースはチシタリアらしく、リアフードにはCisitaliaのエンブレムが付いていました。トリプルネーム、ということでしょうか。
一応座席が2つありますが、どうやらレースでの使用を前提に作られているらしく、ボディに開けられた座席の穴が左右にしっかり分けられ、運転席側の方が少し後ろにずらされています。真横から見た雰囲気は、同じ55年のPORSCHE 550 Spyderに似たものを感じますが、上から見下ろすと昔の飛行機のような印象です。
なんと言ってもこの小ささと、曲線美がたまりません。
Abarth 207A Barchetta('55 by Boano)photo by NOVAK
Abarth 207A Barchetta('55 by Boano)photo by NOVAK
ゲートを入っていくと、照明の抑えられた室内に、名車たちがひっそりと置かれています。展示台数は決して多くないのですが、いずれもその時代を象徴するような名車ばかりで、普段ミニバンやワゴン車ばかり見せられている現代人にとっては天国のような場所でした。ひきつづき、Part2で紹介していきます・・・。
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