La Festa Mille Miglia 2009 Part.2 |
引き続き、ラ フェスタ ミッレミリア 2009のスターティングレポートです。アストンマーティンやベントレーなど、現代のクルマでも充分高級車ですが、それに加えて70~80年という歳月の重みが、一台一台のクルマから伝わってきます。それにしても、今どきよくこの構造で車検を通ったなと不思議で仕方ありません。
“La Festa Mille Miglia 2009”公式サイト |
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Aston Martin International Le Mans('31)とBentley 3('26)。このくらいの雨なら気にしないのでしょうか?それとも幌をかけるのが、それほど面倒な作業なのでしょうか?今だったらボタンひとつで走りながらでも閉められる屋根もほとんどのクルマは開けたままスタートを切っていきました。 |
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このきれいな水色の車体はRally N.C.P('31)。金属の質感と無骨なようで滑らかなラインは芸術的。ただ、ちょっと寒そうではありますね。額にサングラスのスタッフ、本当に邪魔です。 |
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やっぱりイタリア車のデザインはちょっと違いを感じさせます。Fiat 508S BALILLA('33)と2台の508S BALILLA Coppa D'oro('35)。コッパ・ド・オーロ(金杯)は僅か1000台ほどしか作られなかったようですが、その内2台も日本にあるなんて。しかも動態保存されているというのは驚きです。同じ車種でもフェンダーの形状が全く違いました。 |
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MG L Type MAGNA Special('33)。MGの巨大なエンブレムに異様な迫力を感じます。この位置にマフラーがあると、うっかり手を出したら大やけどですね。 |
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Singer 9 Le Mans('34)。ブリティッシュグリーンが爽やかでした。このクルマについてはほとんど知識がないのですが、北米のオーナーズクラブのサイトを見つけました。The North American Singer Owners Club |
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Bentley 3.5Litre('34)。クラシックカーオーナーの間ではどうやら年式に合わせたナンバープレートを付けるのがお約束となっているようです。 |
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やたらに車高の低いAston Martin Mk.2 Le Mans Special('35)。まるでドラッグレーサーのようでした。 |
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Lagonda LG45 Type7('36)。今ではAston Martinのブランド名のようになってしまった ラゴンダですが、戦前はヨーロッパのレース界で活躍する一大メーカーだったそうです。僕はまだ生まれてなかったので、見たわけじゃあないですが、サルトサーキットで優勝を飾ったこともあるとのこと。このクルマもかなりいい音を出していました。 |
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大きなライトと流れるようなフェンダーのラインが特徴的なJaguar SS100('36)。コンクール・デレガンスに参加していたクルマはかなり豪華絢爛なものでしたが、こちらはレース仕様、という感じで装飾が極限まで落とされている男らしいクルマでした。 |
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Morgan 4/4 Series 1('37)。係員が邪魔で、いい写真が撮れませんでした。 |
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MG TA('39)。真四角のヨウカンのようなボディが素敵でした。しかし、この時代のクルマたち、どんなに四角くてもおしりは決まって船のような丸型ですよね。過ぎていったときにかわいく見えるのはきっとそのせいなのでしょう。さて、ここまでの参加車両はどれも戦前のもの。戦後になると車は急激に進化します。次回はそんな終戦直後のスポーツカーの数々が登場します。 |
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