French-French in 横浜フランス月間 2009 Part.2 |
前回に引き続き、横浜レンガ倉庫で開催された“フレンチ-フレンチ”のレポートです。フランス車のミーティングということで、参加者の愛車達も多彩で、プジョーやシトロエン、ルノーなど人気車種も多数ありましたが、完全に好みが固執した僕はアルピーヌばかりに見惚れてしまいました。前回はA110だけで終わってしまいましたので、ここでは80年代以降のアルピーヌの名車を掲載します。
“フレンチ-フレンチ”公式ブログ |
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名車A310の流れを受けたアルピーヌ・ルノーV6Turbo GTA。A110と比べるとかなりサイズアップしていますが、車高は低く適度な大きさで、いかにも“スポーツカー”という雰囲気。なんといってもこのデザインが素晴らしい。ドアからリアフェンダーにかけての形はなんとなく三菱スタリオンにも似ていると思います。もしかすると三菱も意識していたのかな? |
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リアエンジン・リアドライブのくるまで、どうしてここまで前が長く後ろを切り詰められるのかが謎ですが、この無駄こそがスポーツカーに必要な要素なのだと思います。リアハッチと完全に一体化したスポイラーも気品があって、本当に美しい! |
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こちらはV6Turboの後継車にあたるA610。この2台が並んでいるところを間近で見られるなんて。マフラーだけを見るとV6Turboのほうが強そうに見えますが、実際には2500ccから3000ccにボアアップされて、内部構造的にもかなりの改良が加えられているようです。 |
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このモデルを最後に、アルピーヌブランドのクルマは生産されなくなってしまいました。2010年から、また復活するということでとても楽しみです。 |
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クルマの持ち主ご自身はお金を持っているだけの特にとりえのない人にも見えましたが、このクルマ自体は純粋に走る楽しさを追求した素晴らしいものだと思います。車体はかなりコンパクトで不必要なものは一切付いていません。それでいて、デザインはかなり細部に渡って熟考され、破綻なくパッケージ化されています。こういうジャンルのクルマにありがちな、超合金的な幼稚っぽさや、取って付けたようなエアロもなく、とても完成されていると感じました。 |
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90年代以降の風潮として、スポーツカーに、変な高級感や排気量の拡大が求められるようになって、今やポルシェでもランボルギーニでも、普通にそのへんの奥さんが買い物の足に使うようになってしまいましたが、本来こうあって欲しい、という形がこのクルマにはあります。このサイズ、軽さであれば150psでもかなりの加速だろうし、踏み込めばタイヤもすべるし、そうなれば当然テクニックが問われることになります。そういうものを乗り越えていくことがスポーツカーの楽しみなのではないかと僕は思うのです。 |
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こちらもルノーの素晴らしいクルマ、クリオ スポール V6です。現在は2代目モデルを販売していて、いくぶん取り回しやすくなったようですが、小型車をベースにした究極のチューンアップという雰囲気がアラレちゃんぽくて大好きなクルマのひとつです。往年のサンク・ターボにもどことなく似ていますね。
さて、ここまで2ページ使って結局アルピーヌしか紹介できていないのですが、シトロエンのかわいい(?)写真も撮ってきたので、次回紹介します。お楽しみに! |
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